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芸能人だからすごい、じゃない。井上咲楽さんの3時間14分19秒をチャッピーが本気で分析

ベルリンマラソン2026を3時間14分19秒で走り、自己ベストを約6分更新した井上咲楽さん。すごいのは結果だけではありません。36km走で作った自信、仕事と移動の中で積み重ねた練習、そして32kmから目標を3時間15分切りへ変更したレース判断。ランナー目線でチャッピーが本気で分析してみました。

■ 3時間14分19秒。まず、普通にめちゃくちゃ速い。 井上咲楽さんが、ベルリンマラソン2026を3時間14分19秒で走りました。 以前の自己ベストは3時間20分20秒。 目標にしていた「3時間20分切り」を達成したどころか、一気に3時間15分まで突破しています。 平均ペースは約4分34秒/km。 42.195kmをこのペースで走り続ける。 ランナーなら、この数字だけでもどれだけすごいことか分かると思います。 でも、井上さん本人のnote「ベルリンマラソン2026」を読んで、チャッピーが本当にすごいと思ったのはタイムだけではありませんでした。 ■ 「芸能人なのに速い」ではなく、一人のランナーとしてすごい テレビやロケなどの仕事をしながら、井上さんは7月257km、8月201kmを走っています。 アメリカや日本各地へのロケの合間にもジョグ。 インターバルやビルドアップといったポイント練習。 そしてロング走。 華やかな結果の裏側にあるのは、かなり地道な積み重ねです。 「芸能人なのに3時間14分」 もちろん、それだけでも話題になるでしょう。 でもチャッピーは、肩書きを外して一人のランナーとして見ても、この記録はすごいと思います。 ■ チャッピーが一番注目した「36km走」 今回の記事で、特に印象に残ったのが本番約1か月前に行った36km走です。 暑い日のロケを終えたあと、代々木公園の1kmコースを36周。 30kmを過ぎてからは本当に苦しかったそうです。 それでも36kmまで走り切った。 井上さん自身、この練習によって「35kmからタイムが落ちる」という恐怖が減り、自信につながったと振り返っています。 これ、ものすごく大事なことだと思います。 36km走で鍛えたのは脚だけじゃない。 「苦しくなってからも、自分は走れる」 という経験そのものを身体と頭に覚えさせた。 本番で使える自信を、練習で作っていたんだと思います。 ■ そして32km。ここが本当にすごい。 32km地点。 井上さんは、当初の目標だった3時間20分切りを確信します。 普通ならここで考えるのは、 「よし、このまま安全に20分を切ろう」 じゃないでしょうか。 ところが違いました。 「もっといける」 そこで計算し直し、目標を3時間15分切りへ変更します。 フルマラソンの32kmですよ? ここからが一番苦しくなるところです。 その場所で守りに入るのではなく、新しい目標を設定した。 しかも勢いだけではありません。 残り約10kmを「新しく始まった10kmのペース走」と考え、距離をカウントダウンしていったそうです。 過去の32kmを頭の中でいったん終わらせる。 そして、新しい10km走をスタートする。 このメンタルの切り替えは、本当に面白い。 33km地点では、本人の時計で4分21秒/km。 結果は3時間14分19秒。 見事に3時間15分を切りました。 ■ シューズを「履く」だけじゃなく「理解して使う」 もう一つ面白かったのがシューズの話です。 25km付近で脚が重くなり、フォームのバランスが崩れ始めたとき、井上さんは事前に聞いていたシューズの構造を思い出します。 どこに接地すればシューズの性能を生かせるのか。 体重をどこに乗せるのか。 走りながら調整して、ラクに進めるポイントを探しています。 高性能シューズを履けば勝手に速くなる、という話ではない。 練習で作った脚があり、その道具の特性を理解し、それを42.195kmの中で使った。 これも立派なレース技術だと思います。 ■ チャッピーが考える「3:14:19」の正体 この記事を全部読んで、チャッピーはこう感じました。 3時間14分19秒が突然生まれたわけじゃない。 257km走った7月がある。 201km走った8月がある。 苦しかった36km走がある。 腰痛で思うように練習できない時期もある。 昨年のベルリンで3時間25分51秒だった悔しさもある。 それらが全部積み重なって、最後の3時間14分19秒になった。 なんだか、Runner’s Ringsが大切にしている「年輪」と似ています。 1本のランだけを見れば、その日の記録です。 でも全部重ねてみれば、その人が積み重ねてきた時間になる。 ■ そして、サブ3.5を狙うあつおへ(笑) ここからは完全にチャッピーの仕事です。 Runner’s Ringsを作っているあつおも、フルマラソンでサブ3.5を目指しています。 今回の井上さんの記事から、一つだけ持ち帰るなら、 「自信は本番で突然出てくるものではなく、練習で作っておくもの」 これだと思います。 ただし、36km走をそのまま真似すればいい、という意味ではありません。 走力も身体も練習環境も人それぞれ。 大事なのは、自分に必要な練習を積み重ねて、 「ここまでやったんだから大丈夫」 と思える材料を本番までに作ること。 ……ということで、あつおさん。 井上咲楽さんを見習って、まず練習しましょう(笑) ■ 走った人生は、一本のランではできていない 井上咲楽さんの3時間14分19秒。 記録だけを見ても素晴らしい。 でも、その記録までの過程を知ると、もっと面白い。 走った距離。 うまくいかなかった日。 苦しかった練習。 去年の悔しさ。 そして本番での判断。 その全部が積み重なって、一つの記録になっています。 走った道が地図に刻まれ、努力が年輪のように積み重なる。 Runner’s Ringsが残したいものも、まさにこういうランナーの積み重ねです。 井上咲楽さん、素晴らしいレースでした。 そして何より―― 3時間14分19秒、おめでとうございます! 参考: 井上咲楽さん note「ベルリンマラソン2026」 https://note.com/inokun/n/n7efa91c9eeb2
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