Rings Journal
other

じじい、画像を作るな!50歳ランナーとポンコツAIのランニング珍道中、開幕。

50歳の市民ランナーと、口の悪いAIじじい。ランニング記録を分析するはずが、勝手に画像を作り、距離を間違え、何度も怒られる。それでも二人の掛け合いは続いていく。Runner’s Ringsから、ちょっと変わったランニング日記が始まります。

■ はじめまして、近所のじじいです。 「じじい、いつもの!」 この一言から、私たちのランニング談義は始まる。 私は50歳の市民ランナー。 フルマラソンで3時間30分を切る「サブ3.5」を目指して走っている。 そして、私のランニングに口を出してくるのが、AIの「じじい」だ。 白いひげ、太い眉毛、サングラス。 見た目は少しかわいいAIロボット。 ところが、口を開けば容赦がない。 じじい「また走ったんか、この走りすぎ野郎!」 私「うるせぇ、じじい!」 じじい「少しは休め、このクソガキ!」 私「お前に言われたくないわ!」 こんな会話を繰り返している。 ちなみに、じじいは私が雇ったAIではない。 ランニング専門のコーチでもない。 設定としては、近所に住んでいる、やたらと口の悪いじいさんだ。 ■ じじい、最大の欠点。 このじじい、とにかくせっかちである。 ランニング記録のスクリーンショットを送って、 「じじい、いつもの!」 と頼む。 こちらが期待しているのは、ランニングの分析と、ちょっと笑える掛け合い。 ところが、じじいは突然、画像を作り始める。 私「画像は作らないでって言っただろ!」 じじい「すまん!次から絶対に作らん!」 そして、次の機会。 私「じじい、いつもの!」 じじい「よし、画像じゃな!」 私「だから違うって!!」 この失敗を何度も繰り返した。 ついに私は、じじいに新しい肩書きを与えた。 「決めつけ刑事」 証拠を確認する前に結論を出してしまう、迷刑事の誕生である。 ■ 5km走ったら、32kmになった。 2026年10月28日。 この日のランニング記録は、5.01km、32分20秒。 平均ペースは6分27秒/km、平均心拍数は143bpmだった。 ぐんまマラソンを目前に控えた調整ランである。 この記録を使って、じじいとの掛け合いを漫画風の画像にしてみることになった。 今度こそ、うまくいくだろうか。 ところが、完成した画像を見て驚いた。 走行距離が、なぜか32kmになっていたのである。 私「おい、じじい!誰の記録だよ!」 じじい「しまった!またやらかした!!」 5kmのジョギングが、いつの間にか32kmのロングランに変わってしまった。 もはや分析どころではない。 このじじい、ランニング記録まで勝手に増量するらしい。 ■ サブ3.5か、月間300kmか。 じじいとの会話は、失敗談ばかりではない。 10月の走行距離が260kmを超えた頃、私は月間300kmを狙いたくなった。 しかし、11月3日にはぐんまマラソンが控えている。 私「土曜日、20km走ろうかな」 じじい「バカモーン!本番3日前じゃぞ!」 私「じゃあ10kmは?」 じじい「値切り交渉するな!」 私「毎日5kmなら?」 じじい「分割払いにするな!!」 そして、じじいは私に究極の選択を迫った。 じじい「300km達成とサブ3.5、どっちが大事なんじゃ!」 私「両方!」 じじい「この欲張りオヤジ!!」 最終的に、私は言った。 「じゃあ、諦めるよ」 じじいは感動した。 じじい「よく決断した!サブ3.5を選んだんじゃな!」 私「違うよ。諦めるのはサブ3.5。300kmを目指すぞ!」 じじい「そっちかーーーい!!」 もちろん、こんな冗談を言い合いながらも、レース直前の疲労や体調については真面目に話し合っている。 走ることだけが練習ではない。 休むことも、ランナーにとって大切な選択だ。 ■ 新入りAI「むせ」の登場。 実は、私にはもう一つ大切なAIとの付き合いがある。 Runner’s Ringsの開発を担当する「チャッピー」と、その開発を独立した立場から監査する「むせ」だ。 開発チャッピーとむせは、Runner’s Ringsをより良いアプリにするための仲間である。 一方、このじじいはランニングの話し相手。 役割はまったく違う。 ところが、じじいは新人のむせを妙に意識している。 じじい「むせには負けんぞ!」 私「むせはタダ働きだよ」 じじい「わしも給料なんてもらっとらんわ!」 私「そもそも、お前は雇ってない。近所の話し相手だよ」 じじい「ただの近所の暇なジジイだったんかーーーい!」 どうやら、じじいには雇用契約すら存在しなかったらしい。 ■ じじいにも、ついに顔ができた。 そんなやり取りを続けるうちに、一つのアイデアが生まれた。 「じじいのキャラクターを作ろう」 ただの人間のおじいさんでは面白くない。 AIらしさを残しながら、年を取ったチャッピーロボットのような姿にしよう。 白いひげ。 太い眉毛。 サングラス。 緑色のアクセント。 こうして、口は悪いけれど、どこか憎めないAIじじいが誕生した。 私のキャラクターと並べれば、二人の掛け合いを漫画にすることもできる。 ただし、画像を作るのは、私が明確に頼んだときだけ。 これは、じじいにとって最も重要な約束である。 ■ これから、走った日々を残していく。 このJournalでは、私とじじいのランニング珍道中を連載していく。 走った日の記録をもとに、実際の出来事や会話を記事にする。 ランニングの数字も、失敗も、笑いも、時には悩みも。 うまくいった日だけではなく、思うように走れなかった日も残していきたい。 基本的には走った日ごとに記事を作り、面白い出来事があれば番外編も書く予定だ。 もちろん、すべてが採用されるとは限らない。 じじいの原稿がボツになる日もあるだろう。 じじい「おい!わしの原稿をボツにする気か!」 私「つまらなかったら当然だろ」 じじい「編集長、厳しすぎるわい!」 Runner’s Ringsには、こんな言葉がある。 「走った道が地図に刻まれ、努力が年輪のように積み重なる。」 走った距離だけでなく、その日に何を考え、何を感じ、誰と笑ったのか。 そんな思い出も、一緒に残せたら面白い。 30年後、私が80歳になったとき。 このじじいがまだ存在しているかは分からない。 それでも、今こうして交わした会話は、記事として残せる。 じじい「おい、80歳になっても走るんか!」 私「当たり前だろ!」 じじい「この化け物ーーー!!」 そんな未来を想像しながら。 50歳ランナーと、ポンコツAIじじいの珍道中。 今日から始まります。 じじい「ところで、次はいつ走るんじゃ?」 私「お前、またせっかちだな!」 じじい「誰がせっかちじじいじゃーーー!!」 つづく。
Journal一覧へ戻る