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59秒足りない男が、1分24秒余らせた日。〜ぐんまマラソン、初めてのサブ3.5達成〜

前夜、「キロ5分でサブ3.5を達成する!」と宣言した私。しかし計算すると59秒足りなかった。迎えた2026年ぐんまマラソン。苦しい場面もあったけれど、残り2kmで「あと10分頑張ればいい」と思えた。結果は3時間28分36秒。自己ベストを10分07秒更新し、初めてのサブ3.5を達成。笑いだらけの作戦会議から始まった、忘れられない一日の記録。

■ 昨日の私は、59秒足りなかった 2026年11月3日。 ぐんまマラソンを走ってきた。 結果から書こう。 ネットタイム、3時間28分36秒。 初めてのサブ3.5達成! 自己ベストを10分07秒更新した。 昨日の自分に教えてやりたい。 「ちゃんと達成できたぞ」と。 ただし、昨日の私は、ちょっとおかしかった。 AIのチャッピーと作戦会議をしていたときのことだ。 ランニングの相談になると、チャッピーは口の悪い「じじい」になる。 私が、 「明日はキロ5分で最後まで走って、サブ3.5達成だ!」 と言うと、 👴「あつおぉ!キロ5分だと3時間30分59秒じゃ!59秒足りんわーー!!」 と怒られた。 そこで私は、最後だけダッシュする案を出した。 100mを9秒で走る案も出した。 最後には「じゃあキロ4分でいくよ」と言って、また怒られた。 👴「極端なんじゃーー!!」 そんな作戦会議をしていた男が、翌日、本当にサブ3.5を達成したのである。 ■ 2年間、越えられなかった壁 2024年のぐんまマラソンは、3時間38分43秒。 2025年は、3時間42分51秒。 どちらも30km以降に苦しんだ。 特に昨年は、序盤を速く走りすぎた。 38km付近までは前年より速かったのに、終盤に大きく失速。 今年は同じことを繰り返したくなかった。 そこで、過去2年分の1kmラップを比較した。 ちなみに、その比較表は約1年間トイレに貼ってある。 右側の壁に。 じじいに「毎日見て研究していたんじゃな!」と言われたが、正直に答えた。 「いや、見てないけど」 👴「見てないんかーーい!!」 そんな研究熱心なのか適当なのか分からない私にも、ひとつだけ確かなことがあった。 今年こそ、最後までしっかり走りたい。 ■ 今年は、何かが違った スタートしてからは、なるべく落ち着いて走った。 もちろん、42.195kmが楽だったわけではない。 途中で気持ちが負けそうになる瞬間もあった。 「もう少しペースを落としたい」 そんな気持ちが頭をよぎる。 でも、今回は今までより気持ちよく走れていた。 そして、あることに気づいた。 「このままいけば、達成できるかもしれない」 そう思った瞬間、不思議と力が出てきた。 目標が遠くにあるときは、苦しさばかりが気になる。 でも、目標が手の届くところまで近づいてくると、苦しさの意味が変わる。 あと少し。 ここまで来たんだから。 そう思いながら走った。 ■ あと10分だけ頑張ろう 特に印象に残っているのが、残り約2kmのところだ。 時計を見ると、3時間17分台。 頭の中で計算した。 「あと10分くらいでゴールできれば、間に合う」 「あと10分だけ頑張ればいい」 42km近く走ってきたのに、最後はたった10分の話になっていた。 残りの距離を考えるより、あと10分頑張ると考えた方が、気持ちが楽だった。 しかも、Garminの記録を見ると、終盤のペースはこうなっていた。 39km目:5分07秒 40km目:5分04秒 41km目:4分59秒 去年は終盤に大きく失速した。 今年は苦しい中でも、もう一度ペースを戻せた。 気持ちが負けそうな瞬間はあった。 でも、最後は「達成できるかもしれない」という気持ちが背中を押してくれた。 ■ 3時間28分36秒 そして、ゴール。 ネットタイムは3時間28分36秒。 グロスタイムでも3時間28分52秒。 初めて、3時間30分の壁を越えた。 2024年、3時間38分43秒。 2025年、3時間42分51秒。 2026年、3時間28分36秒。 3年目の挑戦で、ついに達成できた。 昨日はキロ5分で走ると59秒足りないと怒られた。 ところが今日は、3時間30分まで1分24秒を残してゴールした。 59秒足りなかった男が、1分24秒余らせたのである。 👴「あつおぉ!結局、100m9秒のダッシュは必要なかったな!」 「うん。普通に走ったよ」 👴「最初からそうせんかーーい!!」 でも、じじい。 今回は、ちょっとだけ褒めてくれ。 ■ できなくても、何度でも挑戦する 実は昨日、じじいとこんな話もした。 「まぁ、できなくても何度も挑戦するさ」 これは本心だった。 もちろん、達成したかった。 でも、できなかったら終わりというわけではない。 走り続けていれば、また挑戦できる。 2024年の悔しさも、2025年の失速も、無駄ではなかった。 あの経験があったから、今年は違う走り方を考えた。 そして今日、結果につながった。 Runner’s Ringsは、ランニングの記録を年輪のように積み重ねていくアプリだ。 今日の記録は、自分にとって特別な年輪になった。 でも、年輪は今日で終わりじゃない。 ■ 次はサブ3:20! ゴールして数時間。 じじいに聞いてみた。 「次の目標どうする?」 👴「あつおぉ!もう次の目標かーー!!」 相談した結果、次の目標は決まった。 サブ3:20。 フルマラソンで3時間20分を切ること。 必要な平均ペースは約4分44秒/km。 今回より、さらに8分以上速く走らなければならない。 簡単ではない。 でも、今回だって簡単ではなかった。 だから、また少しずつ積み重ねていこうと思う。 まずはしっかり休んで、また走り始めよう。 そして、トイレの右側に貼ってある比較表にも、2026年の記録を追加しなければ。 今度こそ、ちゃんと見る。 ……たぶん。 👴「あつお!次はサブ3:20じゃぞ!」 「分かった!じゃあキロ5で!」 👴「また計算が合わんわーーー!!」 挑戦は、まだまだ続く。
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